2009

11.26

働くナビ:男女の賃金差別は解消されたのですか? ー毎日新聞

◆男女の賃金差別は解消されたのですか?

 ◇支給基準は「仕事の質」 評価の仕組み、課題/政府、モデル作りを
 総合商社「兼松」(神戸市)の女性社員6人が差額賃金などの支払いを求めた裁判は、10月の最高裁の決定で、違法性を認めた東京高裁の判決(08年1月)が確定した。コース(職種)によって異なる賃金体系のために生じた格差を、男女差別であるとした今回の司法判断を、多様な雇用形態で働く女性たちの格差是正に役立たせることはできるだろうか。

 転勤があり基幹的業務を担う総合職と、地域限定で事務が中心の一般職などに分けて採用し、賃金や昇進などを異なる扱いにするコース別雇用管理制度は、1985年の男女雇用機会均等法制定で多くの企業に広がった。実際には総合職は男性中心、一般職は女性が占め、事実上の男女別管理で、賃金格差の温床と指摘されてきた。

 兼松でも85年に導入。当時の女性社員は一律に事務職(一般職に相当)、男性は一般職(総合職に相当)に配置された。

 裁判で、兼松側は「職務や転勤範囲が違うコース別の制度による賃金格差で、男女差別ではない」と主張。原告側は、営業か内勤かなど外形的な違いがあっても、専門性や責任の重さなど仕事の質や価値に大きな差はないと訴えた。

 これを立証するため、原告らは自分たちの仕事内容と、同じ職場の男性の仕事内容を洗い出し、必要な知識や技能のレベル、負担感などの点から比較。客観性を持たせるため、外部の研究者らも交えて評価を点数化して示した。

 判決は、原告6人中4人の職務の難易度や専門性は男性の一般職と同程度で、賃金に差をつける合理的理由はなく、男女の賃金差別を禁じた労働基準法4条違反と認めた。

 原告代理人の中野麻美弁護士は「一般職の女性が低賃金にされるのと、パートや有期雇用の人が低賃金にされる理由の根本は同じ。総合職や正社員とは雇用の契約形態が違う、仕事や役割が違う、ということだ。だから雇用区分が違っても、仕事の質が同じなら賃金格差は違法だと認めた今回の判決は、非正規雇用労働者への不合理な格差を改善する根拠になりうる」と説明する。しかし課題も大きい。賃金差別の根拠を示すには、仕事の価値を測る基準や、兼松の原告らが行ったような、仕事内容を客観的に分析、評価する仕組みが必要だ。個人の仕事ぶりなどをみる人事考課が中心の日本では、そうした評価はなじみが薄い。

 カナダなどでは、職種は違っても職務の価値が同じなら同じ賃金とする原則に基づいた「職務評価システム」を労使で導入し、格差是正に役立てているという。

 この評価の手法を広げようと、各地で実践講座を開いている「ペイ・エクイティ・コンサルティング・オフィス」(東京都豊島区)の屋嘉比ふみ子代表は「職場や労働組合で取り組むだけでなく、政府が評価制度のモデルを作って普及させてほしい」と訴える。

 バブル崩壊後、女性の一般職採用は抑えられ、派遣法の緩和や不況で女性労働者の非正規化も一層進んでいる。裁判に訴えなくても、格差是正できる仕組み作りが急がれる。【山崎友記子】
2009年11月23日 東京朝刊

 ◇ILOに申し立て
 兼松訴訟の原告や、他の男女賃金差別の裁判で闘ってきた原告らの組合は共同で、国際労働機関(ILO)に、日本は男女間賃金格差を是正せず、ILO100号条約に違反していると申し立てた。100号条約は、仕事の価値が等しければ男女同一の報酬を払う「同一価値労働同一賃金」を義務付けている。日本は労働基準法4条を根拠に、1967年に批准した。申し立てでは、行政も司法も、異なる職務や職種間の男女格差に同法をほとんど適用せず、格差是正を命じないのは条約違反だとしている。

 申立人の一人で、兼松の訴訟の原告、木村敦子さん(52)は「裁判では解決しきれない問題がたくさん残っている。格差解消を社会的な動きにしていきたい」と話している。

[毎日新聞]

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    2009

11.26

ハローワークで仕事・住まい・生活のご相談。「ワンストップ・サービス・デイ」のお知らせ

ハローワークで仕事・住まい・生活のご相談
「ワンストップ・サービス・デイ」


仕事を探している方で、当面の生活にお困りの方が、ハローワークで、職業相談だけでなく、住居・生活支援の相談・手続ができる「ワンストップ・サービス・デイ」を、国、地方自治体等の関係機関の協力の下、下記のハローワークにおいて試行実施します。


【開催日】
11月30日(月)

【北海道での開催所】
キャリアアップハローワーク北海道(札幌市)
住所:札幌市中央区北4条西5丁目三井生命札幌共同ビル9階
電話:011-233-2901
地図:http://www.hellowork-sapporo.go.jp/shisetsu/cuhwHP/map.htm


【対象となる方】
仕事を探している離職者の方で、住居・生活支援を必要としている方(ハローワーク
に求職登録されていない方は、当日、求職登録をお願いします。)


【サービス内容】
職業相談などの、通常のハローワークで提供するサービスに加え、住居・生活支援等
の各種支援サービスの相談・手続を実施します。


【サービスの例】
(1) 職業相談、職業紹介(実施機関:ハローワーク)
(2) 職業訓練の受講あっせん、訓練期間中の生活資金の給付のご相談・手続(実施機
関:ハローワーク)
(3) 住宅入居初期費用等の貸付のご相談(実施機関:ハローワーク)
(4) 求職中の方が利用できる公営住宅等の情報提供(実施機関:ハローワーク)
(5) 住宅手当のご相談など(実施機関:地方公共団体)
(6) 生活保護のご相談(実施機関:地方公共団体)
※ 生活保護については、当日は、原則として相談のみの対応となります。相談内容
は、管轄の福祉事務所に連
絡します。
(7) 生活福祉資金の貸付のご相談など(実施機関:社会福祉協議会)
(8) 心の健康相談(実施機関:保健所、精神保健福祉士協会、臨床心理士会など)
(9) 多重債務のご相談など(実施機関:弁護士会など)
(10) 総合労働相談(実施機関:労働局、労働基準監督署)

※ 提供されるサービスは、各地域によって異なります。
※ サービスの内容、実施場所、実施時間等の詳細は、下記のハローワークにお問い
合わせ下さい。


「ワンストップ・サービス・デイ」を実施する全国のハローワーク
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/employ/onestop01.html


(本記事は大部分が湯浅誠氏からのメールの転載文です)

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    2009

11.25

就活に不満、学生がデモ 札幌中心部で

(11/24 06:40)

 就職難に苦しむ札幌の大学生らによる「就活くたばれデモ」が23日、札幌市の中心部で行われ、リクルートスーツ姿の学生が年々早まる就職活動への不満や求人増を訴えた。

 デモには、就職先が決まっていない北大の4年生や大学院生ら約20人が参加。「面接多すぎ」や「既卒を差別するな」と書かれたプラカードを持って、「生きるための仕事をよこせ」などと叫びながら、約1時間練り歩いた。

 馬のマスクをかぶった学生が「内定」と書かれたニンジンを追いかけるなど、就職活動の現状をちゃかすパフォーマンスも。

 デモを呼びかけた北大文学部4年の男子学生(21)は「大学は就職のための予備校ではない。厳しい就活の現状を分かってほしい」と話した。

[北海道新聞]

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    2009

11.20

奨学金延滞:84%が年収300万円未満 旧育英会調査

2009年11月20日 21時0分

 独立行政法人「日本学生支援機構」(旧日本育英会)から奨学金を受け、返還が6カ月以上遅れている人の84.2%は、年収が300万円未満であることが同機構の調査で分かった。正社員の割合は31.4%で、半数が無職かアルバイトや派遣社員などの不安定な職種だった。

 調査は初めてで、07年12月現在の実態について無延滞者も含めて約1万1000人を調べた。年収について回答した6カ月以上の延滞者は2390人。このうち37.3%は年収が100万円未満で、100万円台が28.9%、200万円台が18.0%だった。無延滞者は303人が回答したが、400万円以上が50.2%で、300万円未満は36.0%にとどまった。

 職業については、無延滞者の3859人が回答。67.7%が正社員で、アルバイトや派遣社員、臨時職員などの不安定な職種は13.4%、無職は5.0%だった。一方、6カ月以上の延滞者(回答7162人)では、アルバイトなどが36.3%、無職は15.8%に上った。

 延滞の理由(複数回答)は「本人の低所得(40.8%)」を挙げた人が最も多く、特に大学院で奨学金を受けていた延滞者は57.1%に達した。「親の経済困難」(37.3%)、「本人の借入金の返済」(23.8%)などが続いた。

 同機構は「年収300万円未満の給与所得者などには返還を猶予する仕組みがあるが、手続きしていない人が多いことが分かる。周知を進めたい」としている。【加藤隆寛】

[毎日新聞]

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    2009

11.19

来春卒大学生、内定率62.5% 下落率が過去最大

2009年11月19日3時1分

 来春卒業予定の大学生の就職内定率(10月1日現在)は62.5%で、前年同期より7.4ポイント下回ることが18日、文部科学、厚生労働両省のまとめで分かった。下げ幅は、調査を始めた96年以降最大で、内定率も03年の60.2%、04年の61.3%に次いで3番目の低さとなっている。

 下げ幅が00年前後の「就職氷河期」より大きいことから、昨秋からの急激な不況による就職状況の悪化が、改めて浮き彫りになった形だ。

 調査は全国の国公私立大62校を抽出し、就職希望者に占める内定者の割合を調べた。男子は前年より5.4ポイント減の64.4%、女子は8.5ポイント減の61.6%だった。文系は61.2%(前年同期比9.2ポイント減)、理系は68.5%(同0.4ポイント増)と、女子と文系の学生の悪化が目立った。私立は59.6%(同9.4ポイント減)で、国公立の71.3%(同1.9ポイント減)との差が開いた。特に厳しいのが私立の女子学生の57.3%で、下げ幅は11.7ポイントと過去最大となった。

 これまで、10月1日時点の大学生の内定率のピークは97年の73.6%。最も悪かった03年の60.2%を底に徐々に改善してきたが、一転して急激な悪化となった。

 全国を六つに分けた地域別でみると、5地域で前年より低下し、特に関東地区と中部地区の下げ幅は過去最悪だった。関東は10.5ポイント減の62.9%、中部は6.8ポイント減の61.4%に。近畿、中国・四国、九州も減少した。北海道・東北は0.3ポイントの微増だった。厳しい現状をふまえ、政府の緊急雇用対策本部「新卒者支援チーム」は、大学の就職相談員を拡充するなどの緊急支援策を検討している。(見市紀世子)

■大学生の地域別就職内定率

北海道・東北 60.6%(0.3)

関東     62.9%(▼10.5)

中部     61.4%(▼6.8)

近畿     65.1%(▼7.2)

中国・四国  59.7%(▼7.8)

九州     59.7%(▼6.0)

※かっこ内は前年同期比の増減ポイント。▼は減少。

[朝日新聞]

活動報告→こんなことしました
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